スクラッチの手引き

スクラッチで背景を条件によって切り替えよう

最終更新日 2025年5月6日 by toytune

スクラッチはアメリカの大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語です。

はじめに

ゲームに臨場感を出すには、「背景」を切り替えて場面を変化させるのが効果的です。たとえば、ボタンを押したときや、スプライトが右に動いたとき、スコアが増えたときなど、条件に応じて背景が変わると、より本格的な演出になります。

固定の背景を表示するだけなら簡単ですが、条件によって背景を切り替えるには、少しだけプログラムが必要です。

でもご安心ください。「条件」と「背景の変更」を組み合わせれば、すぐに切り替えができるようになります。

この記事では、背景の追加や簡単な編集をしながら、キーボードの左右キーで背景を切り替えるプログラムをいっしょに作っていきましょう!

※背景の切り替えについてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

今回作成するプログラム(の旗をクリックして動作を確認することができます)

背景を追加してみよう

初期状態では、真っ白な背景が表示されています。まずは好きな背景を追加してみましょう。
スクラッチ には、「背景」として使える画像がいくつかあり、その中の画像を変更していきたいと思います。画面右下の「背景を選ぶ」というところをクリックします。

背景を選ぶをクリック

「背景」となる画像の一覧が表示されます。お好みの「背景」で結構ですが、解説を進める上で、ここではその中から「Blue Sky」をクリックで選択してください。

Blue Skyをクリック

「Blue Sky」をクリックで選択すると、「背景」の画像一覧の画面から最初の画面に切り替わります。切り替わったタイミングで、先ほどクリックで選択した「Blue Sky」の背景に変更されます。

ずっとこの「背景」を表示するプログラムであれば、これで「背景」画像の操作終了です。次は引き続き、この「背景」を加工する操作をしていきます。

ステージの背景がBlue Skyに変わった

背景を加工してみよう

次に、「Blue Sky」の背景に赤い丸で「太陽」を描いてみましょう。

画面左上に「コード」「背景」「音」とあるタブの中から「背景」をクリックで選択します。クリックすると、「Blue Sky」の「背景」が表示された画面に切り替わります。

背景タブをクリック

「Blue Sky」の背景の右上側に「丸い赤」を配置し、「太陽」っぽいものを追加していきたいと思います。

「ツール」を選択できるところがあるので、その中から「○」をクリックで選択します。クリックで選択できたら紫色でハイライトされます。

マルのツールをクリックで選択

「Blue Sky」の画像の右上あたりをドラッグして、丸い画像を追加します。
追加したあとも角をドラッグすることで大きさを変更できます。

ステージにドラッグで丸を描く

このままでは、紫の丸のままなので、赤色に変更していきます。

「塗りつぶし」という紫色のところがあるので、そこをクリックします。

塗りつぶしをクリック

色を調整するスライダーが表示されるので、赤色になるようにスライドしてください。

鮮やかさを右へスライドし赤色にする

枠線が紫色で残ったままになるので、枠線の色を透明にします。

「枠線」をクリックし、スライダーが表示された中の左したの「赤い斜線」のアイコンをクリックします。

枠線をクリックし、赤い斜線のアイコンをクリック

これで「枠線」は透明になり、背景色の赤色のみになります。

赤い丸になっている

背景をさらに追加してみよう

背景を切り替えるために、他の背景も追加していきましょう。
左下に「背景を選ぶ」があるのでクリックします。

背景を選ぶをクリック

最初に「Blue Sky」を選択したときと同じく、「背景」として利用できる画像一覧が表示されます。

お好みのもので結構ですが、ここでは「Desert」をクリックで選択します。

Desertをクリック

画面が切り替わり、左の背景一覧の3番目に選択した「Desert」が追加され、選択されている状態なので、真ん中にも同じ「背景」が表示されています。

3つ目の背景が追加され、それをクリックすると表示できる

同じ操作で、もう一つ「背景」を追加します。ここでも何でも良いのですが、「Underwater2」を選択します。

4つ目の背景が追加されている

これで切り替えたい「背景」を設定することができたので、プログラムを追加し、切り替えられるようにしていきたいと思います。

プログラムを作る準備をしよう

次は、背景を切り替えるプログラムを作っていきましょう。
左上の「コード」というタブをクリックします。

コードのタブをクリック

4つめの「背景」が反映された状態で最初の画面に遷移します。

ステージに表示されている背景が4つ目のものが反映されている

画面右下を見ると、「ステージ」のところが紫色でハイライトされています。
これは現在、「ステージ」が選択されている状態ということになります。
今回は「ネコ」のスプライト に対して「背景」を切り替えるプログラムを追加しますので、「ネコ」のスプライト をクリックで選択します。選択できたら、「ネコ」のスプライト が紫色にハイライトされます。

背景が選択されている状態からネコのスプライトをクリックで選択する

背景を切り替えるプログラムを作ってみよう

いよいよ「背景」を切り替えるプログラムを作っていきます。

先ず起点となる「が押されたとき」のコードブロックをドラッグします。

旗が押されたときをドラッグ

固定の「背景」を切り替えるには、すぐしたに「背景を〜にする」をドラッグし、「が押されたとき」のコードブロックの下にドラッグします。

背景をUnderwater2にするをドラッグし旗が押されたときの下にくっつける

画像では、「Underwater 2」になっているので、クリックして選択できる「背景」の一覧を表示させます。ここでは最初の画像として「Blue Sky」をクリックで選択します。

背景をUnderwater2にするのUnderwater2をクリックしBlue Skyに変更する

をクリックすると、「赤い丸」を追加した「Blue Sky」の「背景」に切り替わります。

ステージの旗をクリックすると背景がBlue Skyに変更された

続いて、キーボードのカーソルの左右を押すと「背景」が切り替わるプログラムを作っていきます。

まず、「ずっと」のブロックをドラッグし、ブロックの下にくっつけます。

ずっとをドラッグし背景をBlue Skyにするの下にドラッグする

「ずっと」の中に「もし〜なら」を2つドラッグして入れます。

もし〜ならを2つドラッグし、2つともずっとの中に入れる

「もし〜なら」の「〜」の中に条件となるブロック、「スペースが押されたら」をドラッグして入れます。(どちらにも入れてください)

スペースキーが押されたを2つドラッグし、もし〜ならの〜にそれぞれ入れる

「スペース」の部分を左右それぞれになるようにします。
それぞれ、「左向き矢印」「右向き矢印」をクリックで選択してください。

これで「背景」を切り替える条件については完了です。

上側のスペースキーが押されたのスペースキーをクリックし、左向き矢印へ変更、下側のスペースが押されたのスペースキーもクリックして右向き矢印へ変更する

今度は、その条件の場合に表示したい「背景」を「もし〜なら」の中に入れていきます。
それぞれの「もし〜なら」の中に「背景を〜にする」をドラッグして入れてください。

背景をUnderwater2にするを2つドラッグし、もし左向き矢印キーが押されたと、もし右向き矢印キーが押されたならの中にそれぞれ入れる

画像では、「Underwater 2」になっているので、ここでは「左向き矢印」の方を「Desert」に変更します。

もし左向き矢印が押されたならの中の背景をUnderwater2にするのUneerwater2をクリックし、Desertへ変更する

「右向き矢印」の方は「Underwater 2」にします。
なっていればそのままで大丈夫です。

もし右向き矢印キーが押されたならの中の背景がUnderwater2にするになっていなければ同じ手順でUnderwater2にしておく

これで条件とその条件に対応する処理(「背景」の切り替え」)が完了しました。

実際に動かしてみよう

動作確認をしてみましょう。

をクリックします。
このタイミングでは、途中で動作確認しているので、「Blue Sky」のままになります。

ステージの旗をクリック

キーボードのカーソルの左を押してください。「Desert」の背景に切り替わると思います。

カーソルの左矢印を押すとDesertの背景に変わる

今度は、キーボードのカーソルの右を押してください。「Underwater 2」に切り替わると思います。

カーソルの右向き矢印を押すとUnderwater2に背景が変わる

まとめ

  • 背景を追加してみよう
  • 条件を決めて背景を切り替えてみよう
  • 「もし〜なら」ブロックの中に条件と背景変更を入れてみよう

今回はキーボード操作で背景を切り替える方法を紹介しましたが、ほかにもスコアやスプライトの動きなど、いろいろな条件で背景を変えることができます。

自分で描いた絵や、アップロードした画像を背景にすることもできますよ。

背景の切り替えを活用すれば、横スクロールのアクションゲームなども作れるようになります! いろいろ試して、自分だけの作品を作ってみましょう!